大相撲界の期待の星で数十年に一人の逸材と噂されているのが大の里泰輝(おおのさと・だいきです。
令和5年5月場所が新入幕だったのですが、あっという間に昇進し現在は前頭五枚目となっています。
まだ髪の毛の長さが足りず、髷がゆえないほどのスピード出世で注目を集めています!
大の里は、大学時代から大注目されている力士です。
大の里はアマチュア相撲の大会で優勝するなど見事な結果を出しているので、大学在学中から大相撲の各部屋は争奪戦を繰り広げていました。
そこでこの記事では、
- 大の里の大学や大学時代の成績
- 高校、中学校、小学校など学歴
を中心にどんな成長を遂げてきた力士なのか、足跡をご紹介します。
どうぞ最後までお楽しみください!
大の里の出身大学は日本体育大学!
大の里(おおのさと)の出身大学は、相撲の名門でもある日本体育大学です!
大の里は、日本体育大学スポーツ文化学部文武教育学科に所属していました。
- 大学名:日本体育大学
- 所在地:(世田谷キャンパス)東京都世田谷区深沢7-1-1 ※横浜に健志台キャンパスもある
- 学部:体育学部、スポーツ文化学部、スポーツマネジメント学部、児童スポーツ教育学部、保健医療学部
- 大学院:体育学研究科、教育学研究科、保健医療学研究科
- 推薦枠:スポーツ推薦あり(志望動機明確、合格後の入学の確約、全体学習成績は評定平均値3.0以上、入学後も競技力向上を目指すなど要件あり)
大の里が所属していたのはスポーツ文化学部文武教育学科で、日本古来の武道や伝統芸能を理解し指導できる知識や技術を身につけることを目標としています。
学部の男女比では、2023年5月のデータでは男子77%、女子23%と圧倒的に男子比率が高い学部になります。
日本体育大学のスポーツ推薦には志望要件がありますが、これとは別にトップアスリート(競技実績)型入学者選抜というものも設けています。
詳細は不明ですが、大の里はその卓越した成績により、トップアスリート枠で入学されたのではと思われます。
トップアスリート型はスポーツの成績がずば抜けて優秀であることが求められ、その他に書類審査と小論文、面接による選考となっています。かなりの狭き門です!
大の里の大学時代の実績がすごい!
大の里が頭角を現し各界が大注目したのは大学時代からです。
日体大時代の実績をまとめてみました(優勝のみ記載)。
【1年生】
- 東日本新人戦 優勝
- 和歌山大会 個人優勝
- 東日本学生体重別135kg以上級 優勝
- 全国学生相撲選手権 個人優勝(学生横綱)
【3年生】
- 東日本学生選手権 個人優勝
- 東日本学生体重別135kg以上級 優勝
- 全国学生体重別135kg以上級 優勝
- 全日本相撲選手権 優勝(アマチュア横綱)
【4年生】
- ワールドゲームズ無差別級 優勝
- 東日本学生体重別135kg以上級 優勝
- 国体成年の部 個人優勝
- 全日本相撲選手権 優勝(アマチュア相撲)
2年生の時は大会での優勝がなく、成績が伸び悩んでいた時期だったとのことです。
大きい大会で優勝し続けてきて、周囲の要求水準が高くなり、気持ち的につらかったのかもしれないですね。
調子の悪い時期をくさらずあせらず踏ん張って、3年生の時にはアマチュア横綱の座をつかみました!この粘り強さが大の里の強さの源泉といえるでしょう。
大の里の母によると、大の里は以前から社会の教員になるのが夢だったらしく、大学では教員になる勉強もしていたそうです。
あまりにも相撲の方が有望だったので、最終的には相撲部屋への入門を選ばれたのでしょう。
日本体育大学出身の力士はだれ?
日体大は相撲を志す学生の登竜門の一つです。
現在でも、角界に力士を輩出し続けています。そこで日体大出身の力士をご紹介します(2024年3月時点)。
- 北勝富士(ほくとふじ)
- 妙義龍(みょうぎりゅう)
- 友風(ともかぜ)
- 欧勝馬(おうしょうま)
- 白熊(しろくま)
- 朝紅龍(あさこうりゅう)
- 阿武剋(おうのかつ)
- 嘉陽(かよう)
- 千代の海(ちよのうみ)
- 宮城(みやぎ)
- 東俊隆(とうしんりゅう)
- 峰洲山(ほうしゅうざん)
- 和氣の里(わけのさと)
- 雷鵬(らいほう)
- 旭海雄(きょくかいゆう)
なんと、大の里を入れて16名が角界入りしています!まさに相撲の強豪校です。
ちなみに、白熊は能生中学校からの先輩で、仲が良いとの情報がありました。
日体大を卒業後は二所ノ関部屋へ入門しましたが、白熊が同門であることに加え、部屋付き親方である中村親方(元関脇嘉風)が日体大出身者であるのが決め手になったようです!
大の里の高校・中学・小学校など学歴まとめ
大の里が日体大に入門する前の、高校、中学、小学校の学歴についてまとめました。
大の里の高校は?
大の里の出身高校は、新潟県立海洋高校です。
- 所在地:新潟県糸魚川市大字能生3040
- 1年次は水産科、2年次から水産資源科と海洋開発科に分かれる
この学校は水産専門で、相撲の強豪で有名です。
新潟県立海洋高校から日体大への進学が、相撲界入りの定番ルートの一つとなっています。
【1年生】高校総体個人2位、選抜大会個人32強
【3年生】金沢大会個人3位、高校総体個人64強
大の里自身、「新潟で土台ができた」と語っているシーンがありました。
大の里の中学は?
大の里の出身中学は、糸魚川市立能生中学校です。
大の里は石川県津幡町出身ですが、中学校から親元を離れ、新潟へ進学しています。
- 所在地:〒949-1352 新潟県糸魚川市能生2643
- 児童数は糸魚川市内で1位
- 遠隔教育実施率は100%、デジタル教科書使用率が100%。校内LANもほぼ100%に近い(Gaccom参照)
【3年生】全国都道府県中学生選手権個人3位、全中個人32強、白鵬杯優勝
中学校から県外への進学を決めたのは、相撲の成績が伸び悩み「相撲に集中できる環境で取り組みたかった」からとのことです。
真面目な姿勢に頭が上がりません!
大の里の小学校は?
大の里の小学校は石川県の津幡町立津幡小学校です。
- 所在地:石川県河北郡津幡町清水り123-3
- 遠隔教育実施率は100%、教員のPC保有率やデジタル教科書使用率が100%(Gaccom参照)
- 進学先:通学学区内に、津幡中学校がある
1年生の時に参加した津幡町少年相撲教室がきっかけで相撲を始めています。
今も時間のある時には顔を出しているらしいです。
小学生ですでに大盛り牛丼を3杯食べていて、同級生より頭一つ大きかったのですが、5年生ごろから力をつけたライバルに勝てなくなってきました。
そこで、中学校から新潟の中学校へ進学を決めています。
小学生の時から何度か、成長前の壁にぶつかっているのが分かります。
ライバルが力をつけてきた時期、相撲に集中できなかった時期、伸び悩んだ時期と何回もスランプに陥っていますね。
スランプでも投げ出すことなく、踏みとどまって淡々と努力をし続けて現在まで進化を遂げてきたと思われます。
大の里の大学高校など学歴と成績まとめ
最後にもう一度、大の里の大学、高校、中学、小学校など学歴と成績をまとめます。
学校名 | 学年 | 成績 |
日本体育大学 | 1年 | 東日本新人戦 優勝 和歌山大会 個人優勝 東日本学生体重別135kg以上級 優勝 全国学生相撲選手権 個人優勝(学生横綱) |
3年 | 東日本学生選手権 個人優勝 東日本学生体重別135kg以上級 優勝 全国学生体重別135kg以上級 優勝 全日本相撲選手権 優勝(アマチュア横綱) | |
4年 | ワールドゲームズ無差別級 優勝 東日本学生体重別135kg以上級 優勝 国体成年の部 個人優勝 全日本相撲選手権 優勝(アマチュア相撲) | |
新潟県立海洋高校 | 1年 | 高校総体個人2位 選抜大会個人32強 |
3年 | 金沢大会個人3位 高校総体個人64強 | |
糸魚川市立能生中学校 | 3年 | 全国都道府県中学生選手権個人3位 全中個人32強 白鵬杯優勝 |
津幡町立津幡小学校 | 5年、6年 | わんぱく子供相撲全国大会出場 |
大の里は小学生の時から相撲をはじめ、何度もスランプや成長前の壁に突き当たりながらも、くさらず焦らず真剣に相撲に向き合い続けました。
相撲の強さもさることながら、自分のペースで自分の決めた道をまっすぐに進む意志の強さと粘り強さが、大の里の何よりの魅力ではないかと思われます。
一時の勝ち負けにこだわらず、ひたむきに自分の決めた道を進む大の里を、これからも応援したいですね!
これからのご活躍を心よりお祈りいたします。ここまで読んでいただきありがとうございました。
コメント