みなさんご存知の「逃走中」!
有名人・芸能人と、「ハンター」と呼ばれる追いかけ役が賞金を懸けて決死の鬼ごっこをする人気テレビ番組です。
この番組において欠かせない存在なのが「ハンター」です。
ハンターはアンドロイドという設定。
黒スーツにサングラスで無表情で俊足、ターゲットを発見すると猛スピードで追ってくるという、なかなか迫力のある集団です。
また、「逃走中」のハンターってかっこいい!やってみたい!そして、ハンターになる条件を知りたい!という方も少なからずいるようです。
この記事では、そんな「逃走中」のハンターになるための条件を中心に、募集方法や倍率、お給、また女性もなれるかどうかについてまとめていきたいと思います!
逃走中のハンターになる条件とは?
まずは、これまで公表されている「ハンターになる条件」をご紹介します!
- 年齢:18歳以上で高校生以下は×。年齢に上限は特になしとはいえ、20〜30代(大学生など)がメインのようです。
- 身長:180cm前後で、「175cm以下だと問答無用でアウト」という情報も。
- 容姿:すらっとした体形の人(スーツを着こなせるスタイルが望ましく、イケメンだとなお良い)。体重制限があるかどうかは分からなかったのですが、やはり太っている人は難しいようです・・・。
- 運動神経:50m走6.5秒以内、20mシャトルラン125回以上、1500mで5分以内
- 挙動:アンドロイドっぽい動きができる(ゆっくり周りを見渡す、姿勢の良さ、走った後に疲れを見せないなど)、ハンターを選ぶときに挙動テストのようなものもあるそうです。
- その他:喫煙者はNG
かなり過酷な条件です・・・。
スピード力が重視されますが、走っているときに突然ピタッと立ち止まれるなど、スピードをコントロールする能力がより大事なようです。
こう見てみると、ハンターになるための条件はとても厳しく、この条件を満たす人はかなり絞られると思われます。
ハンターの存在は、「逃走中」という番組が人気になった大きな理由の一つでしょう。
X(旧Twitter)では、ハンターの追っかけや、各ハンターの分析が行われているほどです。
アンドロイドという元の設定を超えてハンターが人気になったのは、その謎めいた存在感が大きいと考えられます。
誰だか分からない匿名性と、全員ほぼ同じ格好をしている統一性は、映画「STAR WARS」のストームトルーパーのようですね!
ただ、一人ひとり違う識別番号がつけられ、生身の人間なので顔が違います。
そのわずかな個性を発見するのもハンターファンの楽しみの一つでしょう。
ハンターの謎めいたかっこよさを作っているのが、この厳しいハンターの選抜条件と言えるでしょう。
一般男性の運動能力は?
さて、ここでハンターに課された条件がどれほどすごいものか、一般男性の運動能力と比較して見てみましょう。
例として、18歳男性の運動能力の平均値を調べてみました。
- 50m走の平均値=7.39秒(ハンターは6.5秒以内)
- 20mシャトルランの平均値=75回(ハンターは125回以上)
- 1500走の平均値=6分52秒(ハンターは5分以内)
ハンターに課された条件と比較すると、その違いは一目瞭然です。
特にシャトルランの回数・・・全然違います!
ハンター恐るべしです!
また、日本人男性の身長平均は170㎝前後ですが、ハンターは身長180cm以上が求められます。
180㎝を超えている人の割合は6.5%と言われているので、15人に1人の割合です。
かなり少ないですね!
逃走中のハンター募集はある?
そのハンターですが、どうやって選ばれるのでしょうか?
ハンターの選抜方法は以下の2つがありました。
- ①エキストラ事務所から
- ②スカウト
基本的にはエキストラとして事務所に登録している人に声がかかることが多いようです。
ハンター出演実績のある事務所は、
- 綜芸企画・芸プロ
- 古賀プロダクション
- JOKER
- イヨクマンプロダクション など
声がかかったら、オーディションのような面接と、先述したような条件についてのテストがあるようです。
スカウトはおそらくかなり珍しい例ですが、中学校、高校、大学と陸上をやってきた人が、番組側からスカウトされたという例もあったようです。
「逃げる方」の一般公募と倍率は?
ハンターではなく、逃げる側として参加する方法として、一般公募がありました。
一般公募は過去3回ありました。
- 1回目 2019年8月
- 2回目 2020年10月
- 3回目 2021年5月
どうやら、Twitterでサプライズ的に公募が行われるようです。
この一般公募に合格する倍率はかなり高いものでした。
2019年11月23日(土)の放送では、1500人の応募から2名が選ばれているので実に750倍の倍率という事がわかっています。
この倍率を勝ち抜いて選ばれたうちの一人、古橋法王さん(当時37歳)が逃走に成功し、賞金を獲得しています。
一般公募から選ばれて、逃走に成功するって夢のある話ですよね!
逃走中のハンターは女性でもなれる?
男性ばかりのイメージがあるハンターですが、ハンターになる条件には性別がありません。
条件をクリアすれば、男女関係なくハンターになれると思われます。
・・・が、身長180cm超えの条件を考えると、女性にとってその壁は高いと言わざるを得ません。
日本人女性で180㎝を超えている方の割合はと言うと、なんと0.02%だという情報が。
実に5000人に1人の割合なので、男性より格段に少ないですね。
さらに運動神経もクリアするとなると、ハンターになる条件を突破できる女性はかなり少なそうです・・・。
過去に女性ハンターがいた!
過去に、「逃走中vs新型ハンター」という企画でレディースハンターとして女性がハンターをしている放送回がありました。
しかし、この時の女性ハンターになるための条件については情報がなく詳細が不明です。
ただ、出演タレントや周辺のゲーム機の大きさと比較から、身長は165~170㎝前後であろうということは分かりました。
日本人女性で165㎝以上の方の割合は12%、170㎝以上になると2%といわれているので、この条件だと女性ハンターもかなり狭き門ですね。
表情や動作などは男性ハンターと同じく、全く表情のないアンドロイドのような動きで女性ファンが付きそうな程かっこよかったです^^
また女性ハンターで番組をやってほしいですね!
逃走中のハンターの給料(ギャラ)は?
ハンターの給料、正直いって気になりますよね。
どうなっているのでしょうか。
調べてみると、ハンターはあくまでアルバイトだそうで、そのお給料の内訳は
- 日給:1〜3万円
- ボーナス:捕獲人数×2000〜3000円
- 交通費は別途支給
となるようです。
ベテランハンターだと、1度の収録で4万円ほど稼ぐと言われています。
ただ、X(旧Twitter)では条件の厳しさの割にはギャラが安いのではないかという意見が多く見られました。
また、「ハンター放出」という待機している大勢のハンターが解き放たれる、というイベントのある回もありましたが、それが阻止されてしまった場合、その大勢のハンター達のギャラはどうなるのか、と心配する声も。
確かに、あの厳しい条件を突破した凄腕集団にしては、お給料が安いような気もしてしまいますが・・・。
そもそも、ハンターになる人はお金が目当てではないような気もします。
番組の初期から出演している古参のハンターもいるそうですが、そんなハンターは条件から漏れないよう、日々トレーニングに励んでいるそうです。
ハンターとしてのプライドを持って仕事をしているのですね。
おそらく、憧れでハンターになる人も多いと考えられますし、ベテランハンターにもなると、お金が目当てというより、自分がハンターとしてどれくらい活躍できるかの方が大事なのかもしれませんね。
逃走中ハンターのルールについて
ずば抜けた身体能力をもつハンターですが、逃走者を追いかける際、様々なルールが課せられています。
いくつかご紹介しましょう!
- カメラマンが見えても逃走者が見えなければスルーしなければならない
- しゃがんだり、背伸びをしたりしてはいけない
- 歩きのみで逃走者を探す
- 女性の逃走者を捕まえるときは、特定の体の部分を触らないよう気をつけなければならない
- 追いかけられるのは背後からのみ(先回り等はダメ)
- 逃走者が視界から消えたら追跡をやめなければいけない
こんなにたくさんルールがあるんですね・・・ハンターも楽じゃありません。
かつて、背が低くて気づかれにくいという理由で、キッズハンターが導入された回がありました。
ただ、キッズハンターたちは子どもゆえに、「視界に入っていないのに足音に反応して追いかける」、「先回りをして捕まえる」といったルール違反をしてしまい、視聴者から多くの批判が寄せられたそうです。
子どもですから、大人のハンターとはそもそも比べられないし、仕方ない面が多いと思われます。
そもそも、あれだけ厳しい条件で募っているプロ集団に、「身長が低くて見つかりづらいから」という理由だけで子どもを入れてしまうのもいかがなものか・・・という気がしてしまいます。
キッズハンターたちが責められないよう、そこは番組側に配慮して欲しいところですね。
逃走中ハンターをやったことある人の感想
2013年1月8日、2chの掲示板に「逃走中のハンターのバイトしてたけど質問ある?」というスレが立ちました。
この元ハンターを自称するスレ主は、先述したスカウトでハンターとなった陸上経験者で、以下のような体験談をスレ上で公開しています。
- ハンターは耳にイヤホンをしていて、そこから指示が来る
- 自分が担当するルートは決まっている
- けっこう疲れる
- トイレに行くための休憩はちゃんとある
- 「このハンターは自分だ」と家族に言ったらめっちゃ笑われた
本当かどうか定かではありませんが、かなり興味深い内容ではありますね。
2013年の話なので、事実だとしても現在とはだいぶ変わっている可能性もありますが、担当ルートがあったり、休憩があったり、しっかり指示系統のあるお仕事なんだなあというのがなんとなく分かります。
まとめ
ここまでの記事の内容をまとめますと、
- ハンターになる条件は、身長180cm前後、シャトルラン125回以上などかなり厳しい
- この厳しい条件がハンターの魅力を作っていると考えられる
- ハンターは、エキストラ事務所から選ばれるか、スカウトされるか
- 逃げる側の一般公募も行われている
- 女性でも条件を満たせばハンターになれると思われるが、その可能性はかなり低い。
- 過去の放送回で女性ハンターがいたことがあり、身長は165~170㎝前後だった
- ハンターの給料は日給(1〜3万円)+ボーナス(捕獲人数×2000〜3000円)
- ハンターには「しゃがむ、背伸びはNG」などの多くのルールが課せられている
「逃走中」という番組の魅力の一つでもあり、厳しい条件を突破したプロ集団でもあるハンター。
次に番組を観る時は、ぜひハンターにも注目してみてください!
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