どんど焼きとは、お正月をしめくくる「小正月」に行われる地域行事の事です!
正月飾りや昨年のお守りなど、縁起物をお焚き上げして(燃やして)五穀豊穣や無病息災、家内安全などを祈ります。
でも、もしどんど焼きに行くのを忘れてしまったら、手元に残ってしまった正月飾りはどうしたらよいのでしょうか??
ゴミに出すのも気が引けるし、来年まで待つしかないのかな・・・
結論からいうと、正月飾りはどんど焼きに行かなくても処分可能です!
この記事では、どんど焼きに出せなかった正月飾りなどの処分方法をご紹介します!!
どんど焼きは地域ごとに違う!
どんど焼きは、開催される時期や呼び方が地域ごとに違います。
自分の地域でどんど焼きに行けなかったとしても、もしかしたら別の地域にもっていけば間に合うかもしれませんよ♪
処分方法を考える前に、一度確認してみてください!!
どんど焼きの時期
どんど焼きが行われる「小正月」は、1月15日のことを言います。
なので、一般的には1月14~16日の間か、その週末の土日にどんど焼きを実施することが多いです。
でも、地域によっては
- 1月末
- 2月頭
- 2月3日(節分)
という日程で開催されていることがあるんです。
2月に持ち越す地域もあるなんて以外ですね!
また、大きな社寺では1年中受け付けているところもあります。
神社ではなく、地域の自治体が神社から許可を受けて畑で焼くこともあるそうです。
もし自分の地域のどんど焼きが終わってしまっていても、行ける範囲の距離で別の地域の神社を調べてみてくださいね^^
どんど焼きの呼び方
地域によって呼び方が違うので、
隣町で来週やる●●って行事、どんど焼きの事だったんだ!
なんてことがあるかもしれません♪
- どんと焼き、とんど焼き、ドンド焼き
- さいと焼き
- さいの神
- 焼納祭
- 道祖神祭
- 左義長
- 鬼火たき
- 三九郎
- ほうげんぎょう
- さぎっちょ
- あわんとり
こんなに呼び方があるんですね~!!
地域によって習慣や風習がいろいろ違うので、呼び名の起源や由来も様々なようです。
三九郎て・・・人の名前かと思いますよね^^;
ここには書ききれていないものもありますので、もしご近所の神社で何の行事か分からないものがあったら直接問い合わせてみましょう!
どんど焼きを忘れた時の正月飾り処分方法
どんど焼きを忘れてしまった時以外でも、体調をくずしてしまった、他の用事があったなどでどうしてもいけない事もありますよね。
そんな時はどう処分したらよいか、処分方法を4つご紹介します!
神社にもって行く
「古札入れ」という縁起物を返納するための箱が用意されている神社の場合、その古札入れに正月飾りやお守りをいれて返納することができます。
また、古札入れを設置していない神社でも、直接巫女さんや神職の方に手渡しで返納ができる場合もあります。
どんど焼き以外ではいっさい返納を受け付けていない神社もあるので、事前に問い合わせて確認してみましょう!!
他の神社で購入したものでも基本的に大丈夫ですが、お断りしているところもあるようです!
ちなみに、神社でお焚き上げしてもらうのは基本的に無料な場合が多いのですが、その際はお賽銭をするなど神社への礼儀も忘れないようにしましょう。
自宅でお焚き上げする
自宅の庭で焼ける場合は、焼く場所の土を塩と日本酒で清めてから火で焼きます。
清める際は、「祓い給え 清め給え、守り給え、幸い給え」と声に出して唱えるそうですよ。
ただし、消防法や市町村の決まりで野焼きが認められていない地域は自宅であってもお焚き上げはできませんので、必ず確認してくださいね!
郵送のお焚き上げサービスを利用する
【みんなのお焚き上げ】というサービスがあるのをご存じでしょうか?
有料のサービスにになるのですが、手軽で便利なネット経由のサービスです。
お焚き上げキットを購入し、届いた書類に必要事項を記入してお焚き上げしてほしいのもと一緒に返送することで、お祓いとお焚き上げをしてもらえます!
お焚き上げが終わるとメールで報告してくれたり、ご祈祷動画も公開してくれたり、希望者にはお焚き上げ証明書もはっこうしてくれます。
群馬高崎の由緒ある神社でしっかりとお焚き上げしてくれます♪
可燃ごみに出す
自宅で可燃ごみとして処理する方法もあります!
- プラスチック部分があればあらかじめ外す
- 飾りを半紙(または新聞紙)に置き、左→右→中央の順に塩をかけて清める
- そのまま広げている紙で包む
- 他のゴミと一緒にせず、飾りだけをゴミ袋に入れて可燃ごみに出す
ちなみに、他のお正月飾りがあれば合わせて処分することも可能です。
そのままゴミ箱に捨てるのは気が引けるので、しっかりお清めをして丁寧に扱い、感謝の気持ちをもって処分すればスッキリできるのではないでしょうか♪
正月飾りの処分でやってはいけないこと
焼いてはダメなモノを神社に持ち込む
神社に持ち込む場合、神社によっては焼いてもらえないものもあります。
一般的に焼いていいとされているのは、書き初め・古いお守りやお札・しめ縄等の正月飾りなどですが、プラスチックなど不燃ごみとなる部分があるものは取り除かなければなりません。
書初めはを燃やした灰が高く上がれば上がるほど、字が上手くなると言われているそうです!
基本的には焼いたら有害物質(ダイオキシン等)が発生するものは受け付けてくれないと思ってください。
また、しめ縄はいいけど門松はダメとか、破魔矢はいいけど達磨はダメとか神社によってどんど焼きで焼いて良いもの悪いものが違うので事前に確認しておきましょう!
お寺にかえす
神社は神様、お寺は仏様を祀っています。
正月飾りは年神様をお迎えするためのものなので、神様のための物を仏様の場所(お寺)に返すのはNGです。
基本的には、神社でもらったものは神社へ、お寺でもらったものはお寺へ返すようにしましょう。
ただ、絶対神社でなくちゃいけないというわけではなく、お寺によっては正月飾りを受け入れてくれるところもあるようですよ!
正月飾りを来年に使いまわす
個人の信仰や考えにもよるのですが、一般的には正月飾りは毎年新しいものに変えるのが良いとされています。
なぜなら、正月飾りは今年の新しい年神様を迎えるためのものであり、昨年の神様に使ったものを使いまわすのは失礼にあたるからです。
バチが当たるというわけではなくて、気持ちの問題です。
気持ちよく新年を迎えるためにも、新しいものを用意するようにしましょう♪
まとめ
この記事の内容をまとめます!
- どんど焼きを忘れても、他の地域に行けば間に合う可能性があるので調べてみよう!
- どんど焼きに行けない場合の処分方法
- 古札入れにいれる
- 自宅でお焚き上げする
- みんなのお焚き上げを利用する
- ゴミとして捨てる
- 正月飾りの処分でやってはいけないこと
- 焼いてはいけないものを持ち込む(神社によって違う)
- お寺に返してはいけない
- 正月飾りを来年に使いまわしてはいけない
正月飾りはどんど焼きにもっていかなくても処分できますが、個人的にはやはりどんど焼きで焼いてもらった方が気持ちがスッキリする気がします^^
やむを得ず自分で処分する場合でも、しっかりお清めし、感謝の気持ちと共に処分してくださいね。
処分が面倒だからとだらだら置きっぱなしにせず、気持ちよく新年を迎えられるようにしましょう♪
ここまでお読み頂きありがとうございました!!
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